Press Releases 2020 ()

都市部における安全で効率的な自動運転のために

PEGASUSの後継プロジェクトであるSET Level 4to5では、シミュレーション・ソフトウェアCarMakerを用いて、シミュレーションをベースにした自動運転車両の開発と試験のためのプラットフォームを開発しています。

このプロジェクトでは、自動化されたカーシェアリングやライドシェアといった将来起こり得る利用から、完全に自動化されたモノレールやデリバリーサービスに至るまで、自動運転レベル4と5の要件に合う車両が開発される予定です。このような自動運転車両の開発、特に車両試験は、大きな課題です。SET Level 4to5プロジェクト(レベル4と5のシステムの開発と試験をシミュレーションベースで行うこと)は、シミュレーションベースの手法とツールを用いて、開発の過程で効率的な試験を行うための基盤を築きます。これにより、複雑な交通状況における自動運転車両の総合的な評価が可能になります。IPG Automotiveのシミュレーション・ソフトウェアCarMakerは、センサモデルや運転機能の統合で本プロジェクトをサポートしています。

未来の車は、安全に、効率的に、快適に、乗客を目的地まで運びます。自動運転機能により、乗り心地や安全性の向上が図られていますが、このような機能の自動化の程度は様々です。レベル4の車両では、都市部であっても、終始ほぼ自動で運転することができます。ドライバは手動で運転するオプションがありますが、その必要性を感じません。一方で、レベル5の車両は、ドライバによるステアリングやペダルの操作といった介入もなく、常に自動で走行します。ここ数年、自動運転機能の設計や開発は飛躍的に進んでいますが、こうした車両を発売して登録するには、それなりの法的な枠組みと、さらに大規模な試験が必要となります。そのような中で、シミュレーションは、開発プロセスのスピードアップとコストを抑制するための重要なツールとなっています。

本プロジェクトでは、産業界と科学界のパートナが緊密に協力して、実用的なソリューションを見つけ出し、標準化活動へ向けた準備を行っています。プロジェクトの目的は、都市部の交通状況におけるレベル4と5の車両を、シミュレーションベースで分析と試験することをサポートする、オープンで柔軟性のある拡張可能なプラットフォームの作り出すことです。「この研究プロジェクトにおける当社の焦点は、シミュレーションベースの開発プロセスの実現可能性を実証し、標準化活動に参加し、サプライヤとOEM間でモデルを相互に交換できるようにすることです。」と、IPG AutomotiveのADAS & Automated DrivingのJunior Business Development ManagerであるMarina Liebich氏は、説明しています。

シミュレーションベースの手法とツールの進歩により、開発の過程で効果的な試験を行う基盤が作られ、複雑な交通状況における自動運転車両の包括的で信頼性の高い評価が可能となります。その目的は、レベル4と5の自動運転車両の検証と検証のためだけでなく、こうした車両の発売と登録のためにも重要な基礎を提供することです。

SET Level 4to5プロジェクトは、高速道路におけるレベル3の自動運転機能の試験に焦点を当てたPEGASUS研究プロジェクトの成果をベースにしています。

SET Level 4to5プロジェクトは、ドイツ連邦経済エネルギー省(BMWi)によって推進され、前身プロジェクトであるPEGASUS手法の主要な成果をベースにしています。(c) IPG Automotive

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