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AI(人工知能)を活用して、自動運転を極める。

シミュレーション・ソリューションであるCarMakerを使用すれば、バーチャル・テスト・ドライビングと併せて、ディープラーニング・アルゴリズムの学習とテストが可能になります。

今日の自動車業界において主要なトレンドとなっている半自動運転および高度自動運転では、実際に試験走行してもある程度しかカバーできない機能を検証する為、大量のテストを必要とします。それゆえ、AIベースのアルゴリズムを活用したバーチャル・テスト・ドライビングは、自動運転機能を検証するのに益々重要になってきています。そのようなAIアルゴリズムに学習させる為、シミュレーション・ソリューションであるCarMakerは、あらゆる開発段階において、多様なデータを生成するだけでなく、自動運転機能を検証する為の再現可能なシナリオも生成します。

人工知能は、思考や学習に関わる人間の脳構造を模倣する機械を参照しており、例えばADASの意思決定プロセスや、車両に搭載されたセンサが感知したオブジェクトの分類と解釈など、自動車業界の様々な分野で既に適用されています。AIアルゴリズム手法による実際の自動かつ自律した運転を可能にするには、学習プロセス中に伴って発生するメタデータを含む、実世界の運転を収めたビデオをシステムに供給します。様々な道路標識や通行人、建物、駐車車両、また、明るいや暗いといった視界、霧や雨といった天候条件などがシナリオを補完し、テスト車両がふさわしい反応を学習することを可能にします。このようにして学習されたニューラルネットワークはリアルタイムでテスト車両に適用でき、例えば、他の通行人や交通標識を検出したり、複雑な交通状況下にあっても適切な反応をもたらしたりするのに適用されます。

CarMakerを使用すれば、再現可能なデータがコンピュータ上で生成され、100%の正確さで自動的に分類されます。実データを使って同様の作業を行うとなると、膨大な努力を費やさなければなりません。このようにして、様々なシナリオ、パスを計画したり決定するアルゴリズムの為のオブジェクトリスト、オブジェクト検出アルゴリズムの為に自動分類されたビデオデータは、ニューラルネットワークに学習させるのに活用することができます。実際には想像できない程おびただしい数の実試験走行が求められるところを、バーチャル・テスト・ドライビングの助けを借りれば作業量を最小限に抑えることができ、開発にかかる時間と費用を抑えることにもなります。

さらに付け加えると、CarMakerは全体の開発期間を通して、AIアルゴリズムの統合とテストを、異なる段階の様々なシナリオ形式で行うことを可能にします。ADAS・自動運転領域のビジネス開発マネージャであるドミニク・ドール曰く、「車両全体という観点からも、実シナリオによって完全に学習されたアルゴリズムをCarMakerのバーチャル環境下でテストすると、このようなアルゴリズムを実車両に適用する際、より高いレベルの完成度を見ることができる。さらに、このソフトウェア・ソリューションを高性能コンピュータ・クラスタで使用すれば、より多くのテストカタログが複数同時に自動でカバーされ、その後の分析とレポート生成も可能になる。」

ROSを使用したCarMaker環境でのAIアルゴリズムの統合
ROS(ロボット・オペレーティング・システム)はオープンソースのミドルウエア・プラットフォームで、元々はロボット工学用に開発されてきましたが、最近では自動運転機能開発向けに適用される機会が増加しています。ROSは個別のアルゴリズム間で情報を交換するのに活用され、そのアルゴリズムが複数のコンピュータ上にあっても処理することができます。

そのようなROSをベースにしたバーチャル車両開発を、CarMakerは完全に補完します。双方のシステムのオープン性を考慮すれば、結合は問題なく可能で、双方のシステムのアーキテクチャにより、顧客から要求される全てのコンフィグレーションを実行することができます。さらに、CarMaker環境はROSノードを共用ライブラリとして組み込みます。AIアルゴリズムはCarMaker環境に統合されたこのROSノードを通じて情報を交換することができ、そのアルゴリズムは全体的ソフトウェア環境下においてテストすることが可能になります。前述のドミニク・ドール曰く、「これは、同一のシミュレーション環境内で、小区分に分けられたアルゴリズムそれぞれを個別に分析し、テストすることも可能にする。CarMakerは欠けている環境をシミュレーションし、代表的なシステムやテストデザインに求められる柔軟性を提供する。」

CarMaker製品群のシミュレーション・ソリューションに関する詳しい情報は、こちらをご覧ください。 

貴社の高度運転支援システムと自動運転機能の開発プロセス向けに、当社のシミュレーション・ソフトウェアを活用した他の選択肢をお知りになりたい方は、こちらをお読みください。

自動運転の為の人工知能(AI)。シミュレーション・ソリューションのCarMakerを使用し、バーチャル・テスト・ドライビングと併せて、ディープラーニング・アルゴリズムの学習とテストを行いましょう。© IPG Automotive

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